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トラジャルスタッフマガジン 美しい人

知識美人~見て知って、お寺・神社を楽しむ~ 第22号

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はじめに
はじめに
日に日に夏が近づき、今年もじめじめとした梅雨の季節がやってきました。お休みの日にはお家でのんびりもいいけれど、近所のお寺や神社までちょっと足を伸ばしてみませんか?緑が多くて涼しい上に、神秘的な雰囲気を味わえる癒しスポットとしても注目されています。今回は、知っているとちょっと得した気分になれる、お寺や神社の楽しみ方をご紹介します。
橋にも意味がありました
お寺や神社の入り口に、傾斜がきつくてツルツルした橋がかかっているのを見たことはないでしょうか?太鼓橋とよばれる、この少し渡りにくい橋。実は浄土信仰と深い関係があるそうです。蓮の花が咲く池があり、太鼓橋を渡った向こう側では阿弥蛇如来が教えを説いていると考えられていた極楽浄土。この様子を描いた宗教画が日本に伝えられると、その世界を再現しようとする人々が現れます。その代表作は10円玉のデザインになっている宇治平等院。鳳凰堂の前に池をつくり、太鼓橋を架けてあります。橋の手前からは前方を見ることができず、登っていくうちに次第に対岸のお堂や阿弥蛇如来の姿が見えてくる浄土庭園。太鼓橋は、渡る人に「極楽浄土に来た」という感動を与える演出なのです。
お寺や神社についたら
お寺や神社についたら
お寺や神社の入り口には、手などを洗って清める場所があります。これを手水舎(ちょうずや)といって、もともとは神社にあったもの。日本には昔から、神仏に近づく前には海や川などで身を清めるという習慣がありました。その習慣を簡略化し、手を洗って口をゆすぐ設備として登場したのが手水舎です。神社で手水を使うときには、右手に柄杓を持って左手を洗い、柄杓を持ちかえて右手を洗います。さらに、右手に柄杓を持ち直し、左手で水を受けて口をゆすぎます。最後にもう一度左手を洗いましょう。柄杓に口をつけるのはマナー違反。お寺の場合は、作法にとらわれずに柄杓に水を取って両手を洗い、口をゆすげば大丈夫です。
仏像の見分け方
仏像といっても、種類が多く名前もさまざま。漢字ばかりの名前は「長くて覚えられない」という方も多いかもしれません。仏像を見るときは、その名前の末尾に注目してみましょう。ほぼ必ず、『如来、菩薩、明王、天』などの言葉がついています。仏像は大きくこの四つに分けられるのです。
如来
「如」は真理、「来」はやって来るという意味。真理を悟って、それを教えて人々を救うためにこの世界にやって来た人です。修行をして悟りの境地に達しているため、最も高い地位にあると考えられています。
(釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来など)
菩薩
如来に次ぐ地位にあり、如来を補佐する役割を持っています。そのため、薬師如来の左右にある日光菩薩と月光菩薩のように、脇侍として如来に仕えています。
(観音菩薩、文殊菩薩、弥勒菩薩など)
明王
密教で考え出された仏。とても厳しい顔つきをしており、如来や菩薩の穏やかな姿で諭しても効き目のない強い煩悩を持った者を導くと考えられています。
(不動明王、五大明王、孔雀明王など)
インドで仏教よりも前から信仰されていた神。これらの神々が仏教に取り入れられ、守護神となりました。そのほとんどが姿を変えずに取り入れられたため、如来や菩薩とは違った様相をしているものが多く見られます。
(梵天、帝釈天、吉祥天など)
インドの王子として生まれた釈迦は、29歳ですべてのものを捨てて出家。その王子時代の姿をモデルに「菩薩」が、さらに修行を経て悟りの境地にたどりついた姿をモデルに「如来」が作られました。そのため、「如来」が一枚の衣だけを着ているのに対し、「菩薩」は王子らしく豪華な衣装を身にまとい、ネックレスやブレスレットなどの装身具をつけているのです。
6月のおすすめ
6月のおすすめ

この季節にぜひ訪れてほしいのが紫陽花を見ることができるお寺。雨の降る中、傘をさしながら歩くのもおすすめです。鎌倉の明月院や京都の大原三千院などは「あじさい寺」と呼ばれ、毎年この時期にあじさい祭りが開かれています。

仏像には、「秘仏」とされ普段は見ることができないものも。ぜひ公開のタイミングに合わせてお寺を訪れてみましょう。中には何十年に一度しか見ることのできない仏像もあります。

2009年6月公開の仏像

鑑真和上坐像(国宝)
唐招提寺(奈良県奈良市)
開帳日 6月3日~7日
大元帥明王立像(重要文化財)
秋篠寺(奈良県奈良市)
開帳日 6月6日
不動明王立像(重要文化財)
金剛峯寺(和歌山県伊都郡高野町)
開帳日 6月28日
トラジャルスタッフの吉田より

きっと誰でも一度は行ったことのあるお寺や神社。ちょっとした豆知識を持って訪れるだけで、今までとは違った楽しみ方ができるはずです。修学旅行で行ったお寺に大人になってから行くのも、新しい発見があっていいかもしれませんね。

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