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トラジャルスタッフマガジン 美しい人

知識美人 派遣スタッフが語る~忘れられない海外の思い出~ 第10号

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旅先、出張先で出てきた料理にビックリ、また観光で行った市場の様子が日本とはまったく違っていた・・・そんな経験はありませんか?
今回は、トラジャルスタッフで実際に働く派遣スタッフが海外で出会った、見た、食べた、体験した“海外文化のあれこれ”をご紹介します。
エピソード1 ~ベルギーの名物うなぎ料理~
ベルギーの名物うなぎ料理
ベルギーに旅行した時のこと。ガイドさんに「ベルギーにもうなぎを鍋で煮込んだ名物料理があります。食べますか?」と勧められました。「うなぎ」「鍋」と聞き、勝手に「うなぎの柳川鍋みたいなものか」と想像し「名物なら是非!」と注文しました。
ワインを飲みながら待っていると、出てきたのはうなぎの輪切り(しかも骨付き)が浮く黒いスープ料理。しかもハーブの香り・・・。先入観とは怖いもので「砂糖は甘い」と同様「うなぎの柳川は卵で閉じて醤油の香り」というイメージが邪魔して美味しくいただけなかった記憶があります。次に食べる機会があったらまた違った味わいになっているのでしょうか。
トラジャルスタッフ貝原より

日本料理の「うなぎ」とはかなりかけ離れた料理だったようですね。
でも、「郷に入っては郷に従え」。実はワインに合う美味しいスープ料理だったのかも・・・。先入観を持たずに目の前の料理を楽しむことができれば、もっと美味しく食べられたかもしれませんね。

エピソード2 ~ドリアンの虜~
ドリアンの虜
果物の王様と言われるドリアン。バンコクに2年程住んだとき、すっかりドリアンの虜になって日本に帰ってきました。
住む前にもタイやマレーシアに仕事で行き、何度かドリアンに挑戦したのですが、いずれもKO負け。あのグニャっとした歯ざわりにチーズの腐ったような強烈な匂い、なんでこれが王様なんだと文句を言いながら吐き出していました。
いつからドリアンが家の冷蔵庫になくてはならなくなったのか、今となっては記憶にありません。子供の頃コーラが薬みたいな味だったのが「スカッと爽やかになるにはコーラが一番だ」と知らない間に好きになっているのと同じ現象でした。毎週日曜日、市場に800円くらいのドリアンを買いに行き冷蔵庫に保管して1週間楽しむ・・・ドリアン好きには最高の生活でした。お陰で冷蔵庫の他の食物もみんなドリアンの香りがしていました。
帰国後はもちろんドリアンなど買えず、冷蔵庫も何の匂いもしません。あ~もう一度あのドリアン生活がしたい!
トラジャルスタッフ貝原より

冷蔵庫の中身がすべてドリアンの香りとは・・・まさに「ドリアン生活」!!
苦手だったものが急に好きになること、ありますよね。ドリアンのおかげでバンコクでの生活やお仕事をより楽しむことができたのではないでしょうか。

エピソード3 ~見たことのない日本~
見たことのない日本

13年ほど前、ルーマニアのサトマーレという町に演劇公演のために10日間ほど滞在したときのことです。
劇場で、この辺りでは有名なお医者さんと出会いました。彼は日本が大好きらしく、自分の息子も将来は日本で勉強させたいと私達に話すのです。
サトマーレはまず日本人が来ないところ。日本を知っているなんてリップサービスだと思って軽く流していたのですが、ある日「是非別荘へ遊びに来てくれ」と強く誘われ、皆で出かけることになりました。

バスから降りた私達を、見たこともない衣装を着た彼が出迎えてくれました。私達はルーマニアの民族衣装かと思い喜んだのですが、彼は「キモーノ!、キモーノ!」と私達の前でクルリとひと回りします。よくよく見ると、Vネックのストンとしたマダラ模様のワンピースに、幅20センチくらいの太い布のベルトをしめ、ゴム草履を履いています。
どうやら和服のつもりの様子。
さらに、別荘入り口には赤い大きな鉄の門(おそらく鳥居)。彼の日本好きは確かですが、情報量が極端に少ないために、日本の写真集を見て仕組みを知らずになぞっているようなのです。
別荘では奥様が<日本食>を用意してくれていました。みんなお米に飢えていたので、勢いよく一斉に箸(正確にはフォーク)をつけたのですが・・・。
彼が<おにぎり>と呼ぶのは、プリンのカップにお米をつめてひっくり返したもの。<ミソスープ>と呼んだものは、デミグラスソース。<スシミ(恐らく刺身の間違い)>は何かの練り物をスライスした、チーズのようなものでした。一口食べるごとに想像を超える発見の連続だったのですが・・・日本が大好きな彼の私たちへの<ホスピタリティ><おもてなし精神>に感動し、全員が味覚を殺してキレイに平らげ別荘を後にしました。

翌日からも、彼は毎晩劇場へ。何か短冊のような紙をお客さんに配っています。覗き込むと、ルーマニア語や英語なのに、縦書きで3行ほどの文字の羅列。そう、彼は俳句を流行らせようとしていたのでした。しかし、俳句=3行の文章、程度にしか理解していない様子・・・。

日本はまだまだ知られていないと痛感しましたが、こうやって理解しようとしてくれている外国人がいることをとても嬉しく思いました。彼と同じ衣装で出迎えてくれた小さな息子さんが、将来本当に日本に留学してルーマニアに戻ったら、色々と間違いを正してくれることでしょうね。

トラジャルスタッフ貝原より

日本人が行かないようなところで出会った「ホスピタリティ」。ちょっと誤解された強烈な「日本食」の味とともに心に残っているのではないでしょうか。
本や写真で見るだけでなく、実際に「行って確かめること」が重要なのでしょうね。今頃その息子さんが日本で驚いているかも・・・。

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